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 やはり、国産機械式時計の一番の魅力は古いモデルにあるでしょう。一番身近にある時計が実はこの時計かも知れません。押入の箱の中や引き出しの奥を探してみると、もしかすると機械式時計が出てきませんか?

 

1.セイコー

国産時計の雄と言えばやはり「セイコー」でしょう。明治時代から続いた時計制作の技術はスイスに追いつくために改良を重ね、ついには「世界のセイコー」になりました

また、比較的数もあるので入手しやすいのも利点です。手巻きから自動巻までかなりの種類の機種が出ています。

この写真は「セイコーマーベル」というモデルで、グランドセイコーやキングセイコーが出る前のセイコーの基本になった時計です。

2.シチズン

国産の2番手はやはり「シチズン」でしょう。こちらも戦前から続く由緒あるメーカーで、数多くの名機を制作してきました。

セイコーに比べ、比較的安価で手に入れられるのも魅力の一つです。

この写真は「シチズンオートジェットデーター」と言うモデルで、自動巻の防水カレンダー時計です。非常に実用的です。

3.オリエント

「業界の3男坊」と呼ばれた「オリエント」ですが、後進故に他のメーカーの模倣をしたようなモデルや、変わった機構を搭載したモデルも多く、ある意味非常に面白いメーカーです。

この写真は「オリエントキングダイバー」と言うモデルで、当時セイコーに対抗して制作されたダイバーウォッチです。

4.その他

オリエントの前身「吉田時計」や、伊勢湾台風の影響もあり5年ほどしか制作をしなかった「タカノ(現リコーエレメックス)」など、国産でもまだまだあまり知られていないメーカーは存在します。

この写真はタカノの「スーパー」というモデルで、短期間しか製造されなかったタカノの時計の普及機です。

特集13


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